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サイコパス -冷淡な脳- 単行本 – 2009/7/17
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- 本の長さ264ページ
- 言語日本語
- 出版社星和書店
- 発売日2009/7/17
- ISBN-104791107136
- ISBN-13978-4791107131
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商品の説明
著者からのコメント
現在、彼らを治療する薬物はない。精神療法も認知行動療法も効果がない。それどころか、むしろ病態を悪化させることが知られている。こうした働きかけを巧みに取り込み、獲得した知識を逆用して、次なる悪行へと手を染める。
したがって、彼らはどこにおいても処遇困難となり、医療からも刑事司法からも見放されている。
日本においては、サイコパスは長年タブー視され、彼らについて学術的に論じることさえまともにできない状況に現在ある。
では、われわれは、このまま手をこまねいているしかないのであろうか?
訳者は、現代の脳科学・神経科学の技術を駆使すれば、サイコパスの病態を解明することは不可能ではないと確信している。また、その知見をもとに彼らを治療できる日が来ることを信じて止まない。
本書は、サイコパスに関する最先端の知見がほぼすべて語られていると言っても過言ではない。
司法先進国における研究がどれだけ進んでいるのか、是非、知っていただきたい。
特に、偏見に束縛されていない若い研究者や学生に読んでいただきたい。そして、困難ではあるが実りの大きいこの領域に、多数参入してきていただけることを強く期待する。
抜粋
悪に関する概念や、悪を体現していると考えられる人々について、人は長い間、関心をもち、興味をそそられてきた。サイコパスという言葉から、おそらくたいていの人は、その言葉に当てはまるであろう人々のことを、容易に思い浮かべることができるはずである。映画の登場人物を考える人もいるであろう。例えば、「羊たちの沈黙」のハンニバル・レクターや、「レザボア・ドッグズ」のミスター・ブロント、「サイコ」のノーマン・ベイツ、「エルム街の悪夢」のフレディー・クルーガーといったところである。政界の人物を思いつく人もいるかも知れない。アドルフ・ヒットラー、サダム・フセイン、マーガレット・サッチャー、ジョージ・W・ブッシュ、あるいはビル・クリントンさえもサイコパスであると主張するかも知れない。さらに、もっと多くの人々は、現在の雇い主や元の配偶者こそが、典型的なサイコパスだと考えるかも知れない。
著者について
デレク・ミッチェル…NIMHリサーチ・プログラムにおける気分・不安障害プログラム情動・認知神経科学部門勤務。
カリナ・ブレア…NIMHリサーチ・プログラムにおける気分・不安障害プログラム情動・認知神経科学部門勤務。
福井裕輝…1969年生まれ、精神科医、医学博士。京都大学工学部卒後、同医学部卒業。京都大学医学部附属病院精神科神経科、京都医療少年院などを経て、現在、国立精神・神経センター司法精神医学研究部室長。専門は、司法精神医学、社会神経科学。
About this Title
悪に関する概念や、悪を体現していると考えられる人々について、人は長い間、関心をもち、興味をそそられてきた。サイコパスという言葉から、おそらくたいていの人は、その言葉に当てはまるであろう人々のことを、容易に思い浮かべることができるはずである。映画の登場人物を考える人もいるであろう。例えば、「羊たちの沈黙」のハンニバル・レクターや、「レザボア・ドッグズ」のミスター・ブロント、「サイコ」のノーマン・ベイツ、「エルム街の悪夢」のフレディー・クルーガーといったところである。政界の人物を思いつく人もいるかも知れない。アドルフ・ヒットラー、サダム・フセイン、マーガレット・サッチャー、ジョージ・W・ブッシュ、あるいはビル・クリントンさえもサイコパスであると主張するかも知れない。さらに、もっと多くの人々は、現在の雇い主や元の配偶者こそが、典型的なサイコパスだと考えるかも知れない。
登録情報
- 出版社 : 星和書店 (2009/7/17)
- 発売日 : 2009/7/17
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 264ページ
- ISBN-10 : 4791107136
- ISBN-13 : 978-4791107131
- Amazon 売れ筋ランキング: - 412,671位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 733位精神医学 (本)
- - 57,903位暮らし・健康・子育て (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
福井裕輝(ふくい ひろき)
精神科医、医学博士(京都大学)。専門は、司法精神医学、神経科学。
犯罪者・パーソナリティ障害等の脳病態の解明、触法精神障害者の再犯防止・社会内処遇支援に取り組む。
特定非営利活動法人「性犯罪加害者の処遇制度を考える会」代表理事、「性障害専門医療センター(SOMEC)」センター長、一般社団法人「男女問題解決支援センター」代表理事、「クレプトマニア医学研究所」所長。
アメリカインディアナ州生まれ。1999年京都大学医学部卒業後、京都大学医学部附属病院に勤務。
2003年、法務省 京都医療少年院に勤務(法務技官)。2007年、厚生労働省 国立・神経センター(現・国立精神・神経医療研究センター)精神保健研究所に勤務(司法精神医学研究部室長)。2010年、「性障害専門医療センター」を設立し、性犯罪歴・性依存のある人や、ストーカー行為を繰り返す加害者の診療にあたる傍ら、司法精神科医として、犯罪者たちの精神鑑定を行っている。
京都大学医学部精神医学教室非常勤講師、内閣府「性犯罪被害者支援に関する検討委員会」「性犯罪被害者等のための総合支援モデル事業審査委員会」委員、警察庁「ストーカー行為等の規制等の在り方に関する有識者検討会」委員、「大阪府青少年健全育成審議会」委員、「福岡県性暴力対策検討会議」委員などを歴任。
第65回世界生物学的精神医学国際会議優秀賞。第21回日本パーソナリティ心理学会優秀賞。第5回作田明賞優秀賞。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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この本を通じてサイコパスは育ちにかかわらず出現すること、遺伝的性が高いこと、罰ではサイコパスは治る(罪悪感や反省する)ことは無いということ、サイコパスが反社会的行為に向きやすことが脳の機能構造面から説明されている。
脳の機能の障害という面からサイコパスを理解しない限り、サイコパスが普通の人たちとは違うことを理解したことにはならないことがよく理解できた。
今後も「脳の扁桃体とサイコパス」ついての研究は続けられることだろうと思うので、これから判明することも情報として一般人に知らせて欲しいと思った。
サイコパスの出現について「ランダム」とコメントに書かれていますが、この書籍のP.39〜を読まれれば良いと思います。
それと、書籍の内容についての反対意見は私のコメントとしてではなく出版社経由で著者直接に意見(抗議)されるべきだと思いますよ。
「精神分析」が用いられる。
それらのどの本をとっても、この本が立証しようとする「サイコパスの脳」機能自体には
触れられていない。
精神分析的手法でうんざりするのが、後付けとしか思えない「犯人の過去のトラウマや
人格異常あるいは適応障害」の原因分析。
「どのような犯罪でも原因があり動機がある」ことから、起きてしまった事件の犯人を
過去を遡る形で分析すれば、いくらでもその原因らしきものは見いだせる。
犯人の無数の過去の体験を調べれば、いくらでもその犯人の「異常性を惹起した」理由は
見つけられる。フロイト流の精神分析の危うさは「いかにでも解釈できうる」ことにある。
だから、犯人の精神分析は「もっともらしい原因を見つけ出す」ことはできても、
「なぜその犯罪を行ったかの最終的な原因を見つけ出す」ことはできない。
「犯人」と「犯人と同じような境遇にあった人」との違いを見いだすことはできない。
単純に言えば「精神分析的な手法は、いかがわしい」。
言い過ぎましたが、この本は上記のような、ありきたりの「分析本」ではありません。
たしかにそのデータ自体の信頼性がどこまであるかと問われると、…?…と答えます。
北米圏のデータだけでは不十分です。しかし、このようなデータを元とした
「サイコパス」の研究本はありませんでした。実際の刑務所収監者や殺人データを元として
「サイコパスの脳」を実証的に研究した本はほとんどありません。正直に言うと、この本を
読んだときには、「やっぱり北米的な、極めて即物的な分析」と思ったが、現在までこのような
データ分析さえ無かったことは驚き。
似たような「解釈を垂れ流す」分析家よりも、はるかに困難な作業をなし、その成果が
未来へと繋がる本と考えます。
このような研究を実証的に示した著者に敬意を表します。
☆4つは、値段との相談です … もう少しお安くできないものかと …
内容自体は当時の最先端の研究をうまくまとめた感じのもの
言い回しから判断して、原著者は注意深く、信頼できる人だと思う
しかし時間が経ってしまっているせいかすこし情報が古い気がしないでもない
しかしながら、同じ内容が何度も出てくるあたりは読んでいて????と思う。
同じ語句の使い回しは、例えば「**ページの**にある」みたいな表記と違い、読み返す必要性がない部分で言えば助かるのですが、本当に何度も同じ文面が出てきます。
そして、肝心な内容ですが、、、難しすぎて困ってます。(汗)
何度か読まないと理解出来ていません。。。あしからず。
けれど、面白く読めました。勉強になりますよ。
臨床例が多くはないです。実験内容とかその意義とか、幅広く。
そう分厚い本でもないので、読みやすいです。
これが最も科学的なアプローチでした。
特に人の表情(怒り・悲しみ・苦しみ)の写真を見たときの
サイコパスの反応が興味深い。
なるほど、相手が泣いていようが、攻撃を一切緩めなかったな、
表情が読み取れないためか・・・。と納得。
怒りなどの敵意には、異常に敏感。
凄まじい速さで反撃に出る。
そのくせ、「何を考えているの?」とこちらが注視すると
あちらもこっちの表情を観察して来たり。
あの何とも形容しがたい「目」で。
欠点を挙げるとすれば、文章が読みにくい。
内容は非常に良いので、おしいです。
専門的な研究書と一般書の中間みたいな感じ。
家でじっくり読みたい方にオススメ。